「大手町駅前」交差点

東京都千代田区に「大手町駅前」という標識が設置されている交差点があります。

しかし、この交差点の名前には腑に落ちないことが2つあります。

1つ目

名前の由来になっている大手町駅は地下鉄の駅なので、どの方角からも、この交差点の後ろに駅舎は見えません。地下へつながる出入口は見えますが、これで「駅前」を称していいのやら。大手町駅「上」ぐらいが妥当なとこかと。割と近くに線路は見えるんですが

これはJR東北本線の東京〜神田間で、大手町駅は通っていません。
余談ですが、「国会議事堂前」駅も「国会議事堂斜め下」ぐらいが妥当なんじゃないかと思います。

2つ目

大手町駅が地下鉄の駅だというのは先ほど述べた通りですが、大手町付近では丸ノ内線、東西線、三田線、千代田線、半蔵門線の5路線が「井」の字のように走っていて、大手町駅というのは、かなりだだっ広い駅です(東京メトロの構内図のページ)。その中の1点を「駅前」と言ってしまうのは無理があるように思えます。
まずはGoogle Mapで見てみましょう。「路線図」の入った状態では埋め込めないのでここをクリックしてGoogle Mapにアクセスし、図の中のメニューで「路線図」を有効にしてみて下さい。
「大手町駅前」交差点は「井」の字の南東の交点であることがわかりました。
以上、まぁそれがどうした、という話でした。
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