定在波騒動

まだ未解決なんです。

親の脛をかじるのをやめて、ささやかに稼げるようになりたての頃、当時としては金に糸目をつけないつもりで力任せに作ったFW127+FW38Dダブルバスレフが、ダウンサイジングを迫られたのはW4-657SHバスレフのページの通りなんですが、リビングを追われたFW127+FT38Dダブルバスレフは他に行き場もなく、自分の部屋へ引き上げてきました。

狭い部屋へ無理やり押し込んで、まぁともかく、いろいろ聴いてみると、さすがダブルバスレフだけあって、楽音だけじゃなくってホールの音のような物もFE167Eバスレフよりよく聴こえます。ところが、アンサンブル・クラルテの1曲目「春の声」のコントラバスが、特定の音階でおかしな音がするのに気づきました。

はじめはFE-167Eバスレフでは気にならなかったことと、怖い物知らずでダブルバスレフなんかに手を出しちゃって…という先入観もあって、スピーカを疑って、吸音フェルトを増やしたり減らしたり詰め方を変えたり、といろいろやってみたんですが改善しません。しばらくやっているうちに、改善しないだけじゃなくって、何をやってもおかしな音がする音階が変わらないことに気づきました。ということは、スピーカじゃなくって、部屋が原因か…ということになりました。

あれやこれやとやった途中経過の一場面です。天井に園芸用のネットを張って、ネットと天井の間にサーモウールを押し込み、それから壁の上の端にもサーモウールを吊るし、さらにネットから凧糸で紙風船を吊るしています。

オカルト系オーディオ教団の礼拝施設…ではありません。

その後、ネットは天井から外し、奥の壁に沿って吊るしていますが、まぁ買っちゃったから吊るしておくか、というのが正直なところで、効き目はなさそうです。

割と効き目があったのは、小学2年のときに、ぼくをエンジニアリング的趣味の世界に引き込んだ親友で、未だに年賀状のやりとりだけは続いている佐々木くんのアドバイスを参考に、スピーカを部屋に対してちょっと斜めに置くようにしたことでした。見た目は違和感があるんですが、音優先でがまんしています。