10月30日(土)
今日はアデレードへ戻る日だ。
バロッサバレーでいくつかの心残りのワイナリーを迅速にまわって
アデレード郊外のペタルマの水車小屋でスパークリングを飲もうと
大望を抱いていた。
昨晩の残りもので食事を済まし、チェックアウトをしてまずペンフォールドへ。
ガイドには10:00はじまると書いてあったが、入口には11:00とあったので、
少し遠方のヤルンバへ向った。
既に得意となっていたAngaston Roadを通ったのだが、水が少なくなっていたので、
その途中で唯一開いていたスーパーに寄り、へんなレモン水を買った。
レモン水を嗅いでみると化学的な臭いがした。
ヤルンバには10:30過ぎに到着した。
マダムからもらったパンフ通り、時計塔の建物の前が芝生になっていて、
歴史を感じさせるものだった。
ワインはスパークリング等いろいろ試したが何も買わずに帰る。
次は、この旅のメインのワイン「グランジ」の売っているペンフォールド。
既に800ドルのセットを買うことに腹が決まっていたので、すぐカウンターへ。
日本への配送を頼んだら、こちらの意志は伝わったのだが、むこうの
説明がよく聞き取れなかった。なんどもやり取りした末、配送は成田までと
言っているらしかった。なんでも、税金はいくらか今ここではわからない
から、家までの配送は出来ないとのことだ。
届くのは11/8(月)。どうやってとりに行こう‥!?どちらかが会社を休むか。
しかし、妻は月曜日は絶対に会社を休めない。夫はグランジを特に熱望していない
ので休んでもらうなんて出来ないし・・・。少し考えた末、買ってしまった。
何とかなるだろう。
次にセペルツへ。
セペルツフィールドまでは、舗装された快適な道とヤシの並木がずっと続いていることを知らずに、
途中でそこからはずれていきなりダートへ入ってしまった。わかりにくい地図で、
ダートもいちおう道として記載されていたのだ。
面白い反面、ちょっと不安だった。伊豆モビリティーパークのローバー走行会を思い出させる道
だった。
すごい下り坂があったのだ。ハンドル操作を間違うとすべるか転がるかしそうだった。
そうこうしているうちに、ヤシの並木道に合流し、無事たどりついた。
セペルツはスパークリングワインが有名と書かれていたが、飲んでみたら特に印象に残らなかった。
建物は大きくおおざっぱで、トタンの屋根にセペルツと大きな字で書かれていた。
セペルツフィールドというだけあって、キャンプサイトもありそうな自然の中だった。
次は帰路の途中にあるヤルダラへ。4つも行こうなんて本当に欲張りすぎた。
ふとカメラマンの本を見たら、ペタルマの水車小屋は15時までと書いてあり
ショック〜!!事前に時間をみて計画的にまわるべきだった。
しかし、すぐに立ちなおり、次のヤルダラで食事をしようということになった。
ヤルダラは、パンフ通りとてもすばらしい建物だった。
シャトーヤルダラと言うだけあってフランスのシャトーのようだった。
まずテイスティングルームへ。
私は多量にテイスティングする気はなく、スパークリング、白ワイン(甘口だった)
シラーズでいこうと思ったら、おばちゃんにその順番はダメだと言われ、
白ワインとシラーズを逆にされてしまった。
3種類テイスティングした後レストランへ行くと、そこはジャングルのようだった。
天井まで届くような樹木が好き放題育っていた。
数々のワイナリーでテイステイングし何種類もワインを飲んだというのに、そこでも
夫はグラスで赤ワインを頼んだ。知ってはいたけど、強者だ。
私はさすがにワインに飽きてビールを頼んだ。
夫はその赤ワインが気に入ったらしくレジまで行って銘柄を聞き、結局1本買った。
ヤルダラをあとにして一路マギルへ。
20号をとばし、ほとんど迷うことなく着き、計画とおり707を2本購入。
1本100ドルだった。日本に帰ってエビワインスクールの斉藤先生に
値段を言ったら「安いですよぉ」と言われた。長熟のしっかりした
ワインなので、もうちょっと買えばよかったかも。
マギルストリートまで北上し、ノーステラスに入りホテルを見つけた。
ノーステラスは歴史ある建物ばっかりだった。
グロスナービスタホテルの地下駐車場に車をあずけてエレベーターでフロントへ。
ユナイテッドツアーの紙を見せたらここでは(?)スンナリチェックインできた。
部屋のながめはナシ…。隣接したビルの壁が見えるだけだった。
建物の中は通路に柱があったりして、迷路のようだと思った。
夫にとっては単純な作りに見えたらしいが。
部屋に荷物を置き、すぐ街にでる。
夫は、めずらしく一生懸命建物等の写真をとっていた。
まだ17:00過ぎだというのに、街は店がほとんど閉ってしまい、少しさびしい感じ。
目抜き通りをサウステラスの方向に向って歩いた。
ヒルトンホテルのレストラン・グランジでグランジがグラスで飲めたら…という淡い期待を
もって行ってみたが、まったくダメ。グランジはあったのだが、フルボトルでしか
提供していないらしい。年によって当然違うが、一番安くても1本360ドル位だった。
ヒルトンを出てレストランが集まっているゴージャーストリートに行く。
良さそうな店がいっぱいある。
二人とも未だお腹がすいていなかったので一旦ホテルにもどってから出直そうということになった。
この時点で18:00くらい。
かなり歩いて疲れたので、ビクトリア広場で無料バス(BEEライン)に乗りたいと思ったのだが、
もう時間が遅くバスは終わっていた。
しかたなく歩いて帰った。妻は疲れてヨボヨボとなる。
ホテルに着いて二人とも仮眠をとる。
目覚しを20:00にセットして、起きてその辺で食べようと言っていたが、
なかなかパッとした店が見当たらず、
結局タクシーで先ほどのゴージャーストリートまで行く。
途中であやしい白人男女に「15セントくれ、電話かけるから」と声を掛けられた。
夫は人がよく小銭入れを出したが、妻が親切に阻止してあげた。とにかくあやしく、しつこい
二人だった。
ゴージャーストリートでは、夫が目を付けていたシーフードの店に入る。
ワインに少々あきていた妻は一杯目ビール。ぜんぜんあきない夫はスパークリング。
帰りもタクシーでサクッと帰ってきた。
行きも帰りも$6.00。行きは5.80だったのだが、おつりはいらないと言うと
それまで無愛想だった運ちゃんの顔がパッと明るくなってお愛想を言われた。
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