LUX AS-4

KE-03SEには入力セレクタがなく、ピンプラグを差し替えながら使っていました。作ろうと思うと電気的にはごく簡単な物なんですがケースの加工が大変なので躊躇してしまい、安物のゲーム機用切替器で済ませておこうかと思って店頭で探したんですが、過去の遺物になってしまったのか見つからず、急ぐ物でもないし、さぁどうしようか…と思っていたところで、ハイファイ堂LUXのAS-4というラインセレクタを見つけました。これを書いている時点での現行モデルはAS-4IIIですが、これの初代モデルのようです。

次世代モデルのAS-4IIが\4,000-で出ていて、本当はそっちを目当てで買いに行ったんですが、既に売約済だったので、\5,000-で、この個体を買ってきました。

KE-03SEのとなりに置くと、KE-03SEのかわいらしさが際立ちますね。

背景がクチャクチャしているのはご勘弁を。一番ヒドいところはタオルで隠しています。

入力はCDプレーヤ、WDP-71、PCをつないでいます。出力はamazon.co.jpで買ったuxcellという分配アダプタを使って、KE-03SEVP-mini88Mark2をパラに接続しています。

まずuxcellの分配アダプタについては、一言書いておく必要があります。アマゾンの類似商品のカスタマーレビューで、ジャックの加工精度が悪くプラグが挿さらなかったという記述があったんですが、左右用に2つ買ったうちの片方で、まさに同じ目に遭いました。たった2つしか買っていないのにハズレをひくとは恐るべし…信頼できそうな代わりに倍ぐらいの値段がするやつではなく、あえて安いのにチャレンジしたので、まぁしょうがないですね。

きついのではなく当たってしまって入らない感触でした。返品するのも面倒だったので、先人の経験を活かして、ピンプラグよりも細い棒を突っ込んでグリグリやったところ、ピンプラグが入るようになって事なきを得ました。

次に2台のアンプをパラにして電気的には問題ないかという検討なんですが、まず音源側の装置について考えると、次段の受けが10kΩのオーダで半分になったところで影響はないだろうと判断しました。WPD-71とPCに使っている秋月のDACに関しては、壊れても、まぁ安いもんだという気安さもあります。続いてアンプ側について考えると、ボリュームを上げていけばグリッドリーク抵抗が狂ってくることになりますが、フルボリュームにすることなんてないし、ものの本によれば、そもそもグリッドリーク抵抗の値は、キチンとした定式があるわけではなくエイヤッと決める物のようなので、これまた影響ないと判断しました。

これでピンプラグの抜き差しから開放されました。